神学経済 on beat.

大学院で経済を勉強中のクリスチャンが神学と開発経済についてを趣味のCHH (Christian Hip Hop)情報と一緒に記録してます。

CHH曲紹介:"Don't Forget the Ayin/アイン(ע)を忘れるな" by Hazakim

今日紹介したいのはハザキムの Don't Forget the Ayin(アインを忘れるな)

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このアイン(ע)というのはヘブル語の1文字。なぜこの1文字を忘れてはいけないのかというと、イエスのヘブル名は「イェシュア」と言ってこれには「救い」という意味があった。しかし、ユダヤ人はこのイエスを救い主としては認めず、イェシュアの最後の1文字であったアインを取り去って、名前をイェシュにしてしまった。日本語のイエスもこの影響を大きく受けている。それにはこの文字が取られるように、イエスの記憶も忘れ去られ消し去られるようにという思いがこもっていた。

 

ハザキムはイスラエルにルーツを持つアメリカ出身の兄弟二人組のラッパー。クリスチャンヒップホップの有名な Lamp Mode Recordings でデビューした時から、ヘブル的なオリエントな感じの音楽とラップを組み合わせる手法を使っている。この曲も1部がヘブル語で、バックに流れているのはヘブルっぽい音楽。彼らのユダヤ人にイエス様が救い主だと気がついて欲しい!という思いが伝わる感じです。

 

歌詞の内容は、イエスは完全なユダヤ人として生まれ、律法を完璧に守って生涯を過ごし、どんな他のユダヤ人よりも世界中の人に神様について伝え、そして救い主として旧約聖書を成就して死んだ。このイェシュアこそがメサイヤ(救い主)だ!だからこの素晴らしいイェシュアという名前からアインを取り除かないで。っていう感じです。

 

ユダヤ人にイエス様のことを救い主としてもっと受け入れてほしいというハザキムの愛のたくさん詰まった一曲です!