神学経済 on beat.

大学院で経済を勉強中のクリスチャンが神学と開発経済についてを趣味のCHH (Christian Hip Hop)情報と一緒に記録してます。

クリスチャンラップ アーティスト紹介:Shai Linne/シャイ・リーン

シャイは米国フィラデルフィア出身のラッパー。Lyrical Theology (神学的内容なラップ)を確立した俺の大好きなアーティスト。しばらく音楽活動から離れ、フィラデルフィアで教会を開拓し、そこで牧師として仕えていたが、2017年の「Still Jesus/それでもイエス」からフルタイムで音楽活動を再開している。

 
1曲聞くと、教会の説教をひとつ聞いたような深さがある、聖書の真実に溢れた曲が特徴。重厚なビート、美しくまとまったライム(韻)、強く決まったパンチライン、そしてその全てを通して語られる神学的な真実。シャイのCHH(クリスチャン・ヒップホップ)に残した功績はたくさんあるが、特にlyrical theology(神学ラップ)をCHHの1つのジャンルとして確立させた功績が大きいんじゃないかな。改革主義の神学をむちゃくちゃカッコいいラップにのせて歌っているため、初めて聞いた時の感動はすごかった!
 
今までのシャイの活動を紹介する前に、ぜひ俺の1番好きな曲の一つ
「Throne of Grace/恵の御座」を聞いてみてください!

www.youtube.com

いずれ1つ1つのアルバムについても詳しく書ければなーと思ってますが、とりあえずざっと今までのシャイの活動を紹介します。

1999年に神様に出会いクリスチャンになります。

 

2005: The Solus Christus Project/プロジェクト:キリストのみ

そして2005年に最初のアルバム「The Solus Christus Project/プロジェクト:キリストのみ」を出します。名前は宗教改革でルターがといた、救いは人の内側からではなくキリストによってのみ得られるという意味の「キリストのみ」から。

「The Solus Chri...」の画像検索結果

 

2008: The Atonement/贖い

上の1枚で一気にCHH界で名を知られる存在となり、3年後の2008年に次のアルバム

「The Atonement/贖い」をリリース。

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贖いというタイトルからもわかるように、内容はいかにキリストの罪の贖いが素晴らしいもので私たちにとって必要なものであるかというのをカッコよく、メロディアスなビートでラップしているというすごいプロジェクト。ラップなのに聞いているだけで、イエスキリストの十字架に心がむき、感謝と賛美に満たされるすごい1枚。
 
2008:Storiez/ストーリーズ
この年にはもう1枚「Storiez/ストーリーズ」。お話という意味のストーリーをタイトルにしているだけあって、1つ1つの曲が例えば「過越の出来事」などの聖書の中のお話や、他の人たちのお話になっていて、それが全て最後に歴史上最高の話である、イエスキリストの話にまとまるというよくできたアルバム。全体としてまとまっているだけじゃなくて、曲がそれぞれかっこいい。特に最後の Greatest Story Ever Told/語られた最高の話 はすごいオススメです。

https://f4.bcbits.com/img/a1721737764_10.jpg

 
2011: The Attributes of God/神の性質
そして、2011年、俺がシャイと出会う最初の1枚となった「The Attributes of God/神の性質」。

「the attributes...」の画像検索結果

 それぞれの曲が、愛、聖さ、三位一体、神の栄光、など神様の性質を歌っており、カッケーと思って聞いているだけで、少しずつ神様がどういうかたなのかが頭に入っているすごい1枚。CHHのアルバムで多分1番リピートして聞いているのがこのアルバム。

 

2013-2014: Lyrical Theology Pt. 1: Theology & Pt.2:Doxology

2パートに分かれて出てきたのがLyrical Theology(神学ラップ)。字義通りラップで神学を教えちゃうよっていうアルバム。神学的な内容の説明をするのが目的になっているもののラップの音楽としてのクオリティーがおちることは一切なく、英語がわからなくても普通に音楽として聞くだけでかっこいい!

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2013年のパート1はサブタイトルTheology/神学、そしてパート2はDoxology/頌栄。
この2枚のテーマは神様への賛美に繋がらない神学はなんの意味もないし、正しい神様の知識のない賛美はただの偶像礼拝だということ。2枚合わせてしっかり神学と賛美に導かれるアルバム。
 
2017: Still Jesus/それでもイエス
前作から3年間、フィラデルフィアでの教会開拓を経た後での1枚。CHHが福音や神様のメッセージを伝えることを第一に音楽を作っていたのから、だんだん大衆向けを目指すように変わっていったことへの警鐘を込めた1枚。
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 何よりも大切なイエス様の真実をラップで語り続けていくぜという決意と、このメッセージに他のラッパーたちにも帰ってきてほしいという思いの詰まった1枚。ただ音楽としてのかっこよさは相変わらず。
 
すべてのアルバムがYoutubeでもこちらのサイトでも無料で聞けるので

https://lampmode.bandcamp.com/

興味のある方はぜひ聴いてみてください!!